画質・音質編 第11回『千と千尋の神隠し』

興行的に日本で最も成功した作品であり、地上波初放送は驚異の視聴率46.9%をマークしたお化け作品です。

DVD発売時には「画面が赤い!」という事で訴訟まで発展してしまった事は多くの人が記憶されている事でしょう。

 

作品としては後半のテンションの落ち着きはあるものの全体的に傑作と呼ぶに相応しいものだと思っています。

先日テレビで放映されてた際は「この前BDで観たし・・・」とか思ってたのに気づいたら最後まで観てました。それ位面白いです。まあ私がわざわざ言う事でもないですね。

 

さて、では肝心のBDの評価はというと・・・

 

画質:10

音質:10

 

 

〇画質

「画面が赤くない!」

発売時それだけでホッとした人も多いのではないでしょうか。

しかしそれだけでは勿論終わりません。

本作のBDは素晴らしい出来です。

ノイズだとかバンディングだとかそんな問題なんて最初から心配するのがおこがましいレベルで素晴らしい映像が最初から最後まで続きます。ナウシカもこれ位気合いれてやって

画面がこんなに綺麗だと没入感が違いますね。

DVD?今すぐBDに買い替えましょう。

DVDは赤い問題もあります。本当の千と千尋の世界をBDで堪能しましょう。

 

 

〇音質

本作はカオナシ大暴れ等あるものの基本大人しい作品です。ドンパチものではありません。

が、しかし!音響としての素晴らしさは決して無視出来るものではありません!

台詞、効果音、ガヤ、劇伴、どれをとっても一級品です。

大袈裟な言い方をすれば、湯屋の中に自分も存在するかの如くです。

画質編でも言いましたが、没入感がすごいです。

この作品が大好きならば今すぐサラウンドを組むべきです。

それ程までに普通のテレビスピーカーとサラウンドでは違います。

 

ところでデフォルトだとステレオ再生になるのはなんでなんでしょうね。

ジブリなりの気遣いでしょうか。

サラウンド組としてはちょっと手間なんですけどね。まあ良いですけど。