画質・音質 特別編『Daker Than Black-黒の契約者-』
連続で特別編です。最近見返してるんですよ、コレ。
本作は元々DVDで出てましたが(2007年の作品なので致し方無し)、
2009年に限定でBDBOXが出たんです。
根強いファンが買いに走り市場からさくっと姿を消しました。
で、何年かプレ値になってて2011年位に再度限定販売されました。
今でもAmazon等で買えるので在庫はまだ少しあるようですね。
全26話+サントラ(※ただしBD内に収録)、HDリマスター・5.1ch音声化で定価3万程です。
正直アニメのBDBOXとしては仕様の強化含めて破格だと思います。素晴らしいBOXですね。
今回は勿論そのBOX、つまりBlu-ray版のレビューになります。
画質:7
音質:7
〇画質
DVDは未見なので比較は出来ないのですがHDリマスターと銘打ってるだけあります。
2007年というまだ「フルHD?ウチには早いよ」とユーザーだけでなくメーカーすらそう思っていた時代の作品をよくぞここまで!といった感じです。
といってもリマスターは2009年なので純粋に製作陣に作品に対する愛があったのでしょう。
とにかく素晴らしいリマスターです。流石にキャラクターの線などはよく見るとジャギってたりして年代を感じますが、逆に言うとその程度です。
同年代の作品で単純にBDに放り込んだだけ、やっても精々アプコンレベルというのに比べたら全然ですよ。比べたら失礼かもしれません。
明るいシーンでのバンディングや暗いシーンでの潰れ等は基本見当たりません。
動きが激しいシーンもノイズが出たり等無く素晴らしい仕上がりです。
〇音質
見事に5.1ch化されています。ホームシアター化する前はヘッドフォンで聴いてましたが
ようやく本作の持つポテンシャルを発揮させられることが出来ました。
鳴るべきシーンできちんとその場所から鳴ってくれるのは嬉しいですね。
確認はしてませんが元々はステレオだと思います。
それをBDにする際にサラウンド化してくれるとはスタッフの皆さんにお礼を言いたいです。
地上波アニメで音声のリミックスなんてすごいことですよ。
まずはそんな面倒な事普通はしませんからね。
と褒めたたえましたが、流石にガンガン鳴りまくるという訳ではなく、
少々物足りなさを感じたのも事実です。音量は結構取れてると思うんですけどね。
なので点数的にも7点が限界かな、と。
とまあ最後は不満点も述べましたが、再三言うように元々を考えると…
なので実質不満なしです!
〇総評
先日もアニメのBOX化に関する記事を書き、そこで不満を述べましたが、
DTBのBDBOXはその対極を行く存在と言えるでしょう。
26話を5巻に分割。1枚に6話(ラスト2枚は4話ずつ)入ってますからね。
ディスク容量とデータ量を加味すれば利便性を含め妥当な枚数でしょう。
そして何よりHD化と5.1chリミックスという素晴らしいBlu-ray化。
そして3万円前後で購入可能という価格設定。
全部ひっくるめて最高のBOXと言えます。未所持の方は是非!