緊急企画!『Dr.STONE』 ホワイマンの正体考察
本誌のネタバレです。
2022年1月31日発売の少年ジャンプ9号、
227話のネタバレです。
以下、考察です。
Dr.STONEでいよいよ月面に降り立った千空達。
そこで千空の声色に騙されてコハクがメデューサを解放してしまい…
まあそこは無事だったんですが、いよいよホワイマンと遭遇!
・・・して今週は終わりました。
そこで私は急遽ホワイマンの正体について考察してみることにしました。
・候補その1:ニール・アームストロング船長
ご存知人類で初めて月面に降り立った人です。
何故この人か?月といえば人類ではこの人が最もしっくりくるからです。
知らない人は別として「月と人類で思い浮かぶ人を挙げろ」と言われたら殆どが彼を挙げるでしょう。
そしてホワイマンのいる場所の近くには彼が立てた星条旗がありました。
千空も「妙な話じゃねえか。このだだっ広い月面でよ。
偶然には必ず!合理的な理由がある」と言っています。
それで彼を想起するなという方が無理です。
あと大樹が月面に降り立つ時の言葉としてまんま彼の発言を引用していました。
ますます怪しいとは思いませんか?
現実の彼は2012年に亡くなっていてドクターストーンのスタートは2019年ですが、
遺体さえきちんと残っていればメデューサで蘇生可能な世界なのでそこはクリアしていますね。
あとコハクに日本語で話しかけている事からホワイマンは日本語もいけるようです。
NASAで宇宙船の船長をする位ですから日本語を話す位は出来るでしょう。
そして考察だからこそ自ら反論もしていこうと思います。
千空の「偶然には必ず合理的な理由がある」発言の直後にスタンリーが
「敵想像すんな。思い込みでやられんぜ」と発言していますし。
大樹のアームストロング船長の発言も千空の(今まで散々決め台詞として言ってきた)「そそるぜ(何故か変換出来ない)」の前振りとして引用されただけの可能性も高いです。
旧人類が「偉大な一歩」で復活後人類が「そそるぜ」って感じでしょうね。
あといくら故人とはいえ最近まで存命だった外国の有名人を悪役にするのか、という疑問もあります。
色々角が立ちそうです。
あと何より「ずっといたんだな、俺らのすぐ側に」という千空の発言と船長との繋がりが皆無です。
顔見て分かるか?という疑問は千空が宇宙に憧れていた点から覚えていてもおかしくはないでしょう。
・候補その2:アルベルト・アインシュタイン博士
これまたご存知人類史上トップレベルの超天才物理博士!
彼もとうの昔に故人ですが上記項目と同じく蘇生は可能です。
そして千空の服に書かれている数式はアインシュタインに縁のあるものですし、
彼がアインシュタインの有名な舌出し写真の真似をしているシーンもあります。
そしてアインシュタインというのは「一つの石」という意味だそうです。おや?石?
そして千空、ゼノ、百夜と物語の鍵を握る科学者は皆1000・10・100といった数字が元ネタです。
アインシュタインは1ですね。これはちょっと無視出来ないのではないでしょうか。
それに「それ」を見てコハクは「そしてついにお目にかかれたな」と強気な態度、
つまり=で「それ」を見ても驚いてないんです。
対して千空は驚いた様な感激した様な納得した様ななんとも言えない表情をしています。
明確にコハクは知らなくて千空は知っている存在である事が示唆されていますし。
千空のリアクションから(服に数式を引用する位)憧れていた人に逢えた感じが見て取れます。
「ずっといたんだな。俺らのすぐ側に」というのは服の数式なのか、
物理法則だとか宇宙の事だとかを指すのか・・・。
因みにコハクと千空以外のリアクションも描かれていますが彼らは私の間違いでなければ、
音声を聴いているにすぎず、「それ」を見た訳ではありません。
なので「千空がホワイマンの正体を看破した」シチュそのものに驚いているだけだと思います。
因みにスタンリーの表情は描かれていません。
さて反論です。
正直否定出来る程否定要素がないです。
「なんで月面にいるの?」って疑問はホワイマンが
アインシュタインではないという事を担保しませんし、
現実だとバラバラに分割された脳みそも「そこはメデューサで
復元しました(肉体含めて)」でいけそうですしね。
アームストロング船長と同じ実在の人物ですが最早歴史上の人物なのでそこまで文句も出ないでしょう。
・候補その3:千空の実の父親
シンプルにコレの可能性もあります。
百夜は飽くまで育ての親です。実の親は別にいますし、今まで描写がありません。
まあ元々口はそんなに良くはない彼ですが「テメー」とホワイマンを呼ぶのも、
それが実の父親だったからとなると自然ですね。
声色が千空に似ているのも親子なら十分あり得るでしょう。
日本語話せるのも納得です。
千空の親ですし、仮に日本人じゃなかったとしても日本語程度なら余裕でこなすでしょうね。
反論としてはもし仮に千空父で息子に見た目がそっくりだった場合、
コハクのリアクションが強者としての振る舞い過ぎる気がします。
仮に千空そっくりだった場合コハクも普通に驚くと思うんですよね。
見た目はそんなに似てない(年齢差的な意味も含めて)可能性も捨てきれませんが。
あと千空父だと「すぐ側に」がよく分かりません。
・候補その4:月そのもの
月そのものが生物もしくはメデューサの可能性です。
ただコハクや千空の目線が地面ではなく
少し先を見てるっぽいので何かしらの装置がある可能性があります。
少なくとも月面に向かって「お前だったのか!」とは言ってませんね。
あと「ずっといたんだな。俺らのすぐ側に」も引っかかります。
月はずっと俺ら=地球の側にはいましたが「すぐ」ではありません。
そりゃ宇宙規模で見たらすぐ側でしょうけど、
長い長い旅路の果てに辿り着いた月に対して「すぐ側」はないでしょう。
・というかそもそも月面に生物として存在しているのか?
究極ここですよね。4000年近くもの間補給も無しに生物が月面に居続けられるのか、です。
もしかしたらメデューサの作用によって不老不死になっている可能性もありますね。
不調や病気、怪我やそれこそ死すら治してしまえるんですから・・・
禍々しき黒い染みは演出ではなく千空達の目の前に物理的に存在する様なので、
4000年の間に伸び切った髪の毛だったり・・・
あとホワイマンの目的も謎です。
もし仮に実験やらなんやらの結果帰還叶わぬ哀れな人類等だった場合、
千空達に救助を求めこそすれ敵意を向けるのは変です。
まあ「助けて~」って言っても「月?無理に決まってんじゃん」って言われて終わる可能性の方が圧倒的に高いので、敢えて「地球上の人類全滅させてやる」って言って「何!?このままだと全滅!?じゃあちょっと月面行ってホワイマンに会って来る」って仕向けた方が良いというのは分かります。
しかし今週ようやく月まで来た千空達をホワイマンはどう見ても悪意を持って石化しようとしていました。
となると救助待ちの哀れな地球人って線は無いでしょうね。
あと細かい話で言うとメデューサがヤーポン法ではなくメートル法なので
アメリカ人であるアームストロング船長黒幕説はないのかな~と思ったり、
「いやいやそもそも装置がメートル法で動くから合わせてるだけだよ」と思ったり、
「作者の人そこまで考えてないと思うよ」と脳内千代ちゃんがツッコンできたりしました。
さて、いよいよ来週ホワイマンの正体が判明するでしょう。
この考察のどれかが当たってたら嬉しいですね。