映画の感想:第3回 『バタフライ・エフェクト』

3回目は最早定番とも言える『バタフライ・エフェクト』です。

 

好き度:10

推奨度:8

 

「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」や

「北京で1匹の蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐が起こる」と言われる、

カオス理論とかいう難しいお話の用語だそうです、バラフライエフェクト。

 

あ、この映画のお話はそのカオス理論について語り合う映画ではありません。

 

 

〇好き度

「とにかく面白いから見るべし」とネットに書かれていた幾つかの映画の一つがこれでした。

確かに言われるだけありました、滅茶苦茶面白かったです。

この手の映画は「面白かった部分=ネタバレ」になりがちなので詳しくは書きませんが、

「この手の映画」で最初に観たのが傑作と名高い今作だったのは最大の衝撃を得られて良かったと思うべきなのか、

もうこれ以上はないと嘆くべきなのかで迷いますね。

でもしばらく後に(飽くまで個人的主観で)これより良いと思った映画に出会えたのは映画の奥深さを知る上でも良い出来事でしたね。

 

〇推奨度

内容の自体は深刻な話ですが、別段過激なシーンはないのでそういう面では安心かと。

ただ、題材やシナリオが所謂「頭空っぽにして観る」ものではないので、

そういうのが苦手な人は「陰鬱としててつまんない」と言うかもしれません。

「とにかく面白い映画が観たい、何かないだろうか」という方には是非今作をオススメします。

本当は色んな良さをお伝えしたいのですが、どうしてもネタバレになってしまい・・・

こういうのを避けつつ上手くオススメ出来る様になりたいですね。

 

 

 

〇ネタバレ

という訳でネタバレです。

今作はネタバレして観たらつまらなくはないですが衝撃は無くなってしまうのでネタバレ無しを推奨します。(一応最後の注意書き)

 

 

序盤の知らない間に記憶が飛んでて自分が謎の行動を起こしている、という奇妙な状況から「それがタイムリープのタイミングだった」と判明する時点がまず山場ですよね。

色んな過去に飛び自分の望む歴史に導こうとするんですけど、いつでもどこでも自由に過去に戻れる訳ではないというのが「過去を修正した結果がとんでもない事態を引き起こす」というバタフライエフェクトとなって主人公に降りかかってくる。見事ですよね。

個人的にいくつもあるEDは「彼女を見つけるものの何も言わずに立ち去る」やつが好きです。

 

因みに初見時はお父さんもタイムリープ能力者だったとはっきりと認識出来ませんでした。お恥ずかしい。